【連載】Life with India! vol.5

こんにちは、運営の乾です。
「Life with India!」第5回目は、インドの現地企業にて活躍する鈴木美華(すずき みか)さんにインタビューをさせていただきました!img-9623 丸verのコピー

「Life with India!」とは…
インド在住の人、インドと日本を行き来して仕事をしている人、日本においてインド絡みの事業を立ち上げた人、インド旅行にハマっている人、日本でインド料理を食べ歩いている人やインド料理を作っている人、
インド人と国際結婚された人、インド映画やダンス、ヨガ、語学にハマっている人などなど…
日頃からインドに深く関わる人々に突撃インタビューをさせていただく不定期連載企画です。

美華さんは父・インド人×母・日本人とのハーフであり、現在21歳ながらもオリエンタルで大人っぽい雰囲気がとても印象的です。IMG-7253今回はインドでの仕事や日常生活のこと、また、生活していく上で感じたことなどを中心にお伺いさせていただきました。
それでは、早速スタートさせていただきましょう!

 

Q1.インドへは小さい頃からどのくらいの頻度で足を運んでいましたか?

A.初めてインドに行ったのは幼稚園の年長さんくらいの頃です。小学校2年生までのあいだは1年に2回程のペースでインドに行っていましたが、それから7年間はインドから足が遠のいていました。その後は14歳、15歳、18歳の時にそれぞれ年に1度ずつ行きました。

Q2. 18歳まで日本に住んでいたとのことですが、高校卒業後にインドへ移住しようと思ったきっかけは?また、在住歴と今現在お住まいの環境を教えてください。

A.高校を卒業した後、東京外国語大学のヒンディー語学科へ進学したかったのですが、受験に失敗してしまい、1年間浪人生活をしていました。
その間に『本当に大学へいくべきなのか』と悩みを抱えながらも一方では外資系の職場への転職に憧れを抱きはじめていました。
偶然、以前からの知り合いが経営されている会社に日本人翻訳者として採用されたのがきっかけとなり、インドへの移住を選択しました。
仕事を開始したのが2015年12月15日なので、今年で3年目になります。IMG-7265オフィスは、パンジャブ州アムリトサルと呼ばれる街にあり、企業などはあまり存在しないのどかな街です。
公用語はパンジャビ語で、シーク教徒の総本山があるため、観光客が絶えません。
『The・India』な雰囲気をもつ街ですが、知れば知るほど近代化していてなかなか面白いです。

Q3.インド移住への準備期間はどのくらいでしたか?また、準備で1番大変だったことは何ですか?

A.インド移住に向け、大変だったことは特にありませんでした。強いて言えば、荷物を詰めるのが大変でした。
就労ビザもすんなりと取得できたので特に苦労はしていません。準備期間はビザ取得を含めて2週間ほどでした。

Q4.移住後、現在はどのような仕事をしていますか?

A. ITベンチャー企業で働いています。
はじめは日本語翻訳者でしたが、現在は人事をはじめマーケティングまで幅広い業務に従事しています。IMG-7240なお、このようなアプリを自社でリリースしています。

https://statusbrew.com

このアプリは、個人事業主やソーシャルメディアマーケターが自身のソーシャルメディアアカウントを管理するためのプラットフォームであり、Statusbrewを通して直接ソーシャルメディアへの投稿やフォロワー整理などができます!IMG-7263Q5.日本語翻訳者としての主な業務内容を教えてください。また、どのようなことをマーケティングしているのでしょうか?

A.自社で開発しているアプリケーション内の文章翻訳をしています。
そのアプリの日本対応版を制作するため英語→日本語に訳すのが主な業務です。IMG-7267また、自社アプリケーションの認知度を上げるため、コンテンツマーケティング・営業活動を担当しています。
自社の公式Twitterは私が運営しております。

https://twitter.com/statusbrewJP

Q6.普段の仕事の1日のスケジュールを教えてください。
また、1日の勤務時間や残業の有無、お茶タイムの回数や時間、社内の雰囲気なども教えてください。

A.

9:58: 朝礼
10:00: 始業
14:00: お昼休憩
18:30: 終礼
19:00: 終業

残業は認められていません。基本的に、その1日で終えるつもりのタスクを立て終わらなかった場合はオーバーエスティメート(過大評価)していたことになるため、毎週末行われるタスクレビューの時に次週のタスクの時間配分を上司と一緒に考えます。IMG-7266お茶は個人が飲みたい時にいつでも飲めます。私はCoffeeholicなので、コーヒーばかり飲んでいます。また、インド人の職場なので比較的皆仲が良いです。

Q7.インド人と日本人の仕事に対する姿勢の違いは感じますか?

A.ひとことで言うと『ゆるい』です。
私は割と仕事に熱いので、自分自身の会社だと思って仕事をしているのですが、インド人はインディアンタイムのように適当に仕事を終わらせてくることもあります。IMG-7239Q8.インド人と仕事をしていく上で困ったことは?

A.適当に仕事を終わらせるところですが、みんながみんなではないので、本当に仕事ができる方は常に尊敬していますし、できない方も何かしら良いところがあるのでとても温かい気持ちになります。

Q9.インド人と仕事をしていて楽しいと思う時は?

A.ヒンディー語ができるので、インド人と会話している時が1番楽しいです。
特に、ジョークが面白かったり、上下関係のない職場なのでみんなファミリーみたいに接してくれるのが嬉しいです。(締め切りに間に合わせたインド人と感激し合うのも楽しいですよ!)IMG-7243Q10.休みは月に何日くらいですか?また、休みの日は何をしていますか?

A.基本週2休制です。休みの日は、Netflixを見たり家の掃除や食事を作っています。E6D88015-4B71-43BA-B873-58688DEA395EQ11.インドの若者に人気のスポットを教えてください。また、夜遊びする若者は増えてきていますか?

A.人気スポットは気軽に行けるモールやクラブだと思います。IMG-7242夜遊びする若者達、増えてきています。お家もゆるい家庭が増えているので、最近の家庭は厳格なほうがレアです。IMG-7264Q12.インドの若者の間で流行っている服やメイク、音楽など、日本とは違うインド特有の傾向は感じますか?また、インド人に人気のブランドはありますか?

A.インド特有の傾向は感じません。
しかし、民族衣装には流行があり、カミーズ(シャツ)の丈の長さや、袖の長さ、パンツの幅の広さなど、結構細かく流行があります。IMG-7254人気のブランドは、日本と同じ『H&M』や『ZARA』でしょうか。
インド国内のものですと、『FabricIndia』というブランドが人気です。IMG-7244Q13.インドでおすすめ個人的ベスト3の観光地は?またその理由を教えてください。

A.私は、あまり観光に行ったことがないのでなんとも言えませんが、ローカルでよければこの3つです。

3位 Pul Kanjri
ここはすごくマイナーな観光地です。インドとパキスタンの国境近くにあります。IMG-7248もともとこの観光地のある場所が、パキスタンのラホールとインドのアムリトサルをつなげる唯一の道だったそうで、その名残を今でも見ることができます。
マハラジャが統治していた時代の建造物は、やはり無条件に美しいです。IMG-7249

2位 Golden Temple
今住んでいる家から車で10分ほどの場所にあります。IMG-7245シーク教徒の総本山ですが、世界中からいろいろな人がやってきてこのお寺を見に来ます。
日本の金閣寺のように、このお寺も金色で覆われていてとても美しいです。IMG-7246 (1)『ランガル』と呼ばれる、聖なる食事も無料で提供されており、外国人専用ドミトリーもあるのでパンジャブ内のどの観光地よりも外国人が多いかもしれません。IMG-7247IMG-7257

1位 Taj Mahal
1番有名な観光地ですよね。イスラーム建築の象徴とも呼ばれるタージですが、裏エピソードがなかなか悲しくて、こういったエピソードを知った上で行くと感慨深いものがあります。
(最後に行ったのは8歳の時です。当時たくさん歴史を調べて行った気がします。
白い大理石に宝石が埋め込まれてて本当に綺麗だった記憶があります。)IMG-7259Q14.インド移住後にハマったものはありますか?

A. 『Soya Chaamp』という食べ物にハマりました。
タンドリーチキンのベジタリアンバージョンなのですが、大豆肉を炭火焼きし、タレをからめて食べます。原材料は大豆でできているにも関わらず、食感がまるで肉のようで味も美味しい!日本人ならきっと必ず好きな味です。

Q15.インド料理を食べる頻度は?また、普段はどのようなものを食べる事が多いですか?

A.毎日です。
毎日インド料理を作っています。また、飽きたときにはスープパスタなどを作るようにしています。パンがあまり好きはないので、インド料理もお米と一緒に食べることが多いです。

Q16.移住するにあたり、日本から持参して良かったものは何ですか?また、その理由も教えてください。

A.

・昆布出汁:ベジタリアンの多いインドにおいて日本食を振る舞う機会があったのですが、
昆布出汁は動物や魚由来のものが入っていないので、安心して食べさせることができました。

・醤油:インドでお漬物を作ったときに醤油をかけていただきます。

・ピューラー:意外と忘れがちですが、野菜の皮を剥くのに結構重宝しています。

・包丁:インドの包丁は小さいので、使い慣れている包丁を持って行きました。

・祝儀袋:日本人がインド人に対して結婚のご祝儀を渡す機会は少ないと思いますが、
日本の祝儀袋は手がこんでいるのでインド人から感心されます。また、インド人にご祝儀を渡す際は1ルピーを必ず一緒に入れてください。祝儀袋に入れる1ルピーの意味ですが、きっかり包むと縁起が悪いらしく、『はじまりを意味する数字の1』にちなんで1ルピーに想いを託して祝福するそうです。

・レトルト全般、サトウのご飯

料理が好きなのでほぼ全部料理関係でごめんなさい!

Q17.「日本に戻りたいな」と感じる瞬間はありますか?また、それはどのような時ですか?

A.病気になった時です。インドの病院が未だに信じられないので、処方された薬も成分をよく確認してから飲むようにしています。

Q18.インドと日本では、友人との付き合い方に何か違いはありますか?
また、インド人と仲良くなる方法やコミュニケーションの取り方のコツも教えてください。

A.インド人は、プライベートなことをよく聞いてきます。
仲良くなるには、はじめからなんでも話すのではなく、相手を見ながら話した方が良いと思います。インド人も、他人の噂話が大好きです。私は極力自分のことは話さないようにしています。長く過ごして、相手を見極めてから徐々にコミュニケーションを取っていきましょう。
…とは言っても、根は良い人が多いですよ。
また、仲良くなるには、覚えたてのヒンディー語などで会話してみるのが1番の近道だと思います。ヒンディー語を話そうとしている姿勢に感動する人が多いためです。(愛国心強め)601F2373-A569-4217-800D-E53567457682Q19.インド人にプレゼントしたら喜びそうな日本のお土産は何だと思いますか?
また、インド人の口に合いそうな日本食は何だと思いますか?

A.手土産にYoku Mokuなどを買っていきます。カントリーマアムやカステラもいいですね。
サクサクした食感のものや洋菓子などが好まれます。
インド人に合いそうな日本食は、未だに発見できていません…。
味付けが辛くないと食べない人が多かったりベジタリアンが多かったりするので難しいです。

Q20.インド生活において、日本ではあり得ないようなビックリした習慣や面白い習慣はありますか?

A.ビックリした習慣というか、働いてみて改めてインド人は時間にルーズだと思いました。
やはり、遅れてくるたびに適当な理由を並べるところに毎回ビックリしますね。

Q21.ズバリ、インドに移住して正解でしたか?またその理由は?

A.正解だと思います。
言葉が話せるのが1番の理由ですが、話せなくても日々驚きの連続で面白いと思います。IMG-7255インドは『異国』だとイメージする人が結構多いのですが、実はそんなことないんです。
インドは古き良き日本のようなところが結構あり、人々の考え方も昔の日本人にとてもよく似ています。
『もったいない精神』を大事にし、礼儀をわきまえる方が多いので懐かしい気分になります。IMG-7252Q22.インド移住を楽しめる人ってどんなタイプの人だと思いますか?

『すぐに文句を言わない人』や『何があっても冷静に判断の下せる人』だと思います。5698F6BF-CE19-4A9A-8A50-2C7D1C5A6F73移住後、何かトラブルが起こった時に、インドという国を怒りのはけ口に使わず、その中で努力していかにその生活を楽しめるかにかかっていると思います。
実際、インドだけではなく他の国でも同じだと思います。
ローカルに過ごそうと思えば過ごせるし、上流階級並みに暮らそうと思えば暮らせます。
不便しないのは後者ですが、私はやはり人とのつながりが大事なのでローカルに馴染もうと日々頑張っています。IMG-7256Q23.今後の目標は?

今年の目標は、弊社の日本支社設立です!IMG-7268プライベートでは、常に向上心を忘れずに言語からインド料理まで幅広く学んで行きたいです。
継続は力なりを心に頑張ります!IMG-7241

美華さん、このたびはありがとうございました!日本支社の設立、心から応援しています!

それでは次回もお楽しみに~!