【CULTURE】値切る文化

運営の乾です。今回は値段交渉について。

インドでは一部のものを除き、基本的に交渉ありき。値段はあって無いようなものなので、自分自身で「ここまでなら払える」という額をあらかじめ決めてから交渉する必要があります。

  はじめは、通常ではあり得ない額を提示されることはザラ。納得できなければ、そこから粘り強く交渉を重ねていくのです。

  
値段交渉がいちばん必要とされるのは、インドでは欠かせない交通手段であるサイクルリキシャ(右)や、オートリキシャ(左)かと。道路にボンヤリ突っ立っていると、次から次へとリキシャワーラー(運転手)が近寄ってきます。基本、みなさん営業熱心。我先にと、客の奪い合い合戦が繰り広げられるのです。

オートリキシャに関しては、数年前からメーターの取り付けが義務化されたので走行距離に応じた金額を支払うことが表向きとなっていますが、サイクルリキシャ同様、交渉にて決めるパターンもまだまだ一般的。

私「○○タク ジャーナー チャーフティー フーン. キトネー ルピエ?(○○まで行きたいんだけど。いくら?)」

運転手『300Rs!(日本円で約600円)』

私「バホット メヘンガー ハェ(高すぎる)」

※ここで背を向けて立ち去るフリをする

運転手『待て、じゃあ150Rsでどうだ?』

私「80Rs ティーケ?(80Rsでok?)」

運転手『いや、100Rsだ』

私「ナヒーン チャヒェー(要らない)」

※不服そうな表情を作りながらまたまた立ち去るフリをする

運転手『待て待て!もう分かったから、乗れ』

私「(ニヤリ)」

これは比較的スムーズにいったパターンですが、同じようなやり取りを延々繰り返すことはザラです。交渉不成立なら見切りをつけて次のリキシャへトライ。ちなみに露店などで買い物する際もほぼ同じパターンです。

  
ちなみに、とある場所で「イェーイ!350Rsで乗れたぜー!安いぜー!」と叫びながらオートリキシャに乗り込んでいったファンキーな日本人男性をお見かけしましたが、要は、自分自身がその値段に納得さえすればすべてはNo problem。(ちなみにNo problem=問題無い は、口癖のようにインド人が多用する言葉のひとつ。)

   

 また、ボッタクリ精神が比較的少なそうなリキシャワーラーを見分ける手段は「客に声をかけるわけでもなく、リキシャでダルそうにダラダラしている人」もしくは「リキシャで昼寝している人」かと。特に後者。そんな人を見かけた時は無理矢理叩き起こして自ら交渉することが多いです。相手も寝起きでボンヤリしているのか、割とスムーズにいく確率が高い。(あくまで個人的な主観ですが…。)
   

  トランプで遊んでいたリキシャワーラー達。3時間後、またこの場所を通りがかったらまだトランプに熱中…。こんな方々にも交渉の余地あり、です。詰まるところ、「仕事のやる気がなさそうな人」 を探すのが近道、ってとこでしょうな。